中四国エイズセンター
HIV/AIDS(エイズ)のこと

エイズ関連用語集 ver.9

ヌクレオシド Nucleoside

【概要】アデノシン、チミジン、シチジン、グアノシン、ウリジンの5種類の物質のこと。DNAやRNAは、それぞれ4種類のヌクレオシドの配列でできている。3種類のヌクレオシドが一塊まり(=コドン)になって、対応するアミノ酸を決めたり、遺伝子読みとりの始まりや終りを示すコードになっている。

ヌクレオシド誘導体 Nucleoside analogue

【概要】別名核酸アナログ。アデノシン、チミジン、シチジン、グアノシン、ウリジンの5種類のヌクレオシドのどれかによく似た構造を持った化合物のこと。自然にできているものも人工的に合成するものがある。これらの中で抗ウイルス作用があれば薬剤として開発を試みることになる。AZTはこのようにして作られた。

ヌクレオチド Nucleotide

【概要】核酸であるDNAやRNAの構成分。DNAはアデニン、グアニン、シトシン、チミンの塩基にデオキシリボースという糖が結合したものをヌクレオシドと言い、さらに燐酸が結合したものをヌクレオチドという。糖と燐酸が結合することにより、ヌクレオチドが縦に並んで鎖のようになっていく。

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