中四国エイズセンター

中四国ブロックのエイズケアの包括組織

STAFF BLOG

3密について

年の瀬も迫りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。室長の藤井です。新型コロナウイルス感染拡大は、ついに広島でも猛威を振るうようになりました。ご存じの通り、人口比では東京の1.5倍の新規感染者が見つかる有様です。
エイズ・HIV新規感染も東京、大阪から若干遅れてその波がやってきたように、新型コロナウイルスも同様だな、と思うこの頃です。
そういえば、3密 は流行語大賞を取りましたね。HIVには関係ないのですが、3密についてちょっと私の意見を述べたいと思います。

言うまでもなく、密集、密閉、密接なのですが、そのうちどれを避けるのが最も効果的な感染予防になるのでしょうか?
密集していても、お互いにしゃべらなければ、あるいはマスクをして声を出すのであれば、感染は予防できるようです。これはスポーツのイベントで感染クラスターが出ていないことでも分かります。
次は、密閉ですが、冬にインフルエンザをはじめ、いろんなウイルス感染症が流行るのは、換気が不十分な環境 も一因に挙げられます。寒いのでなかなか窓を開けっぱなし、ということができません。新型コロナウイルス第3波の原因は、GOTOトラベル となっていますが、北海道が先に流行りはじめたのは、寒くなり他地域に比べて暖房が早く始まったからではないでしょうか? よく考えると8月にも第2波がありました。今年は梅雨明けが遅く、7月いっぱいはそんなに暑い日がありませんでしたが、8月になって本格的に暑くなり冷房を使うようになった……ということは考えられるのではないかと思います。
さて最後に 密接です。政府の閣議や各委員会を見ても密接は明らかです。さらに政治家は会食という密接の場面を今まで多く経験していますが、他国と違いクラスターは発生していません。なぜでしょうか?
これも私の勝手な想像ですが、彼らは会食の時に、大皿を取り分けて食べるということがないでしょうし、さらに居酒屋ほど隣との距離が密接ではないと思われます。接待を伴う飲食店とか居酒屋、カラオケなどがやはり感染の機会になるのでしょう。
今年の日本エイズ学会のシンポジウムで、岩室紳也先生が「HIV感染対策から学ぶCOVID-19対策」の講演をされました。居酒屋などで感染機会を減らす具体的な方法(大皿料理の場合の取り皿やコップの位置など)について、分かりやすく解説されていらっしゃいました。一見の価値あり です。(といっても、今日までだった!)

2020/12/23
Category: - 学会 - お知らせ

今年のエイズ学会はオンラインじゃけぇ

みなさまこんにちは。
ソーシャルワーカーの大成です。
このブログでははじめましてで、慣れない作業にどぎまぎしています。
さてさて。今年の日本エイズ学会学術集会・総会はオンラインで開催されました。
既に参加してシンポジウムなど聞かれている方も多いかもしれませんね。
私も、11/27~29はライブ配信を聴き、その後は合間を縫ってオンデマンドでの各発表を聴いています。
 
印象的だったことをいくつか紹介します。
コロナ禍ということもあって、COVID-19対策のテーマが取り上げられていて、岩室先生の【正解依存症】という言葉がとても刺さりました。[私は普段、人に対して自分の正解を押し付けていないだろうか]と目から鱗です。世間一般には正解とされることを突き付けられて、辛い気持ちになる人たちがいるかもしれないこと、その人にとっての正解は私の正解ではないかもれないこと、とても考えさせられます。
それから、ヘルスリテラシーについてです。健康情報を入手し、評価して活用するための知識や意欲・活動をヘルスリテラシーといいますが、コミュニティの力、ピアの可能性に着目したシンポジウム内容にとても共感し勉強になりました。
オンラインとなったおかげで、より多くのテーマを聴き、学ぶことができたと思う一方で、人びとの熱意を生で感じることや顔を合わせて笑い合うことが出来ないことの寂しさを思いました。
この度は私も拙いながらも発表をさせて頂く機会を持ち、とても貴重な学会でした。
今年は様々な生活様式の変容で、研修を受ける機会や学びのタイミングが限られていましたが、そんな思いを一掃してくれたエイズ学会です。
ありがとうございました。

写真は広島大学病院内に掲げられている白鵬関の優勝額です。
何を隠そう私はお相撲が大好きです。本院とモンゴル国立がんセンターとが交流のある縁で白鵬関から寄贈されたそうです。あまりの大きさにびっくりですね。写真では伝わりにくいですが、私の目はハート、口元はデレデレになっています。お見せ出来ずに残念。

2020/12/21
Category: - 学会

最近の新型コロナウイルス騒ぎで思うこと

みなさん、お久しぶりです。室長の藤井です。このブログ、2年以上更新されていませんでしたね。たまには私もブログをしてみましょっと。
新型コロナウイルス騒ぎで、多くの学会や研究会、会議が軒並み中止または延期となっています。またこのギョーカイで著名な先生方も、対応等で大変そうです。私はエイズは担当していますが、コロナは「担当外」と病院から認識されているようで、のほほんと過ごしています。本院は大学病院であり、かつ人工呼吸器やECMOを使用するような方のみ入院で対応、となっているため、外来中心の私は、むしろ暇と言う状況になっています。本当にすみません、って感じです。
さて、最近の新型コロナウイルス騒ぎを見ていると、35年前のエイズパニックを思い出します。そう、あの頃「パニック」と表現していましたね(今では、お笑い草です。だって今は、感染者が治療していれば、その人とセックスしても感染しないのですから(U=U))。今は「パニック」という言葉は使っていませんが、ネットの世界ではまさしく「パニック」状態です。様々な情報が錯綜し、どれが正しい情報なのか曖昧になっています。さらに、ネット警察なるものが暗躍し、勘違いした人たちがよってたかって個人攻撃をして、「社会死」を作り出しています。そのことから考えると、35年前よりひどいかも……と思うのは、私だけでしょうか?
最近、このギョーカイで頭の痛い問題が、施設へのHIV陽性者の受け入れ です。今もって35年前の知識を引きずっている職員がたくさんいて、研修に行っても、その場では好意的なコメントを言っておきながら、いざ受け入れとなると、あーだこーだ、と言って拒否します。この10年間くらい、この繰り返しです。(もちろん、一部の施設には好意的に受け入れていただきました)
しかし、これらの施設って今回の新型コロナウイルスの対応ってどうしてるんでしょうかね。少なくとも広島では、施設内でクラスターが発生したのは片手で足りる程度。みなさん、大変上手に感染拡大を抑制しているように見えます。それらの施設なら、HIV陽性者の受け入れなんて、簡単では? と思っています。
コロナ禍が一段落した後、同じことを言って断る施設もあるでしょう。しかし、施設の職員も今回のコロナ禍で勉強したと思います。HIV陽性者の受け入れ要請があったら、是非引き受けてほしいですね。
 

2020/05/15
Category: - その他

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広島大学病院HIV医療チームのスタッフブログです。

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