中四国エイズセンター
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広島市医師会エイズ相談研修会に行ってきたんよ

毎年、広島市医師会の市民総合健診ではエイズ相談と検査を行っています。そして、その事前準備として、各区医師会の担当医師6名を対象としたエイズ相談研修会を年1回行っています。
今年は5/28(土)に第15回目になるエイズ相談研修会が行われ、当院からは、医師の藤井、看護師の鍵浦、臨床心理士の喜花が講師スタッフとして参加しました。
今回のプログラムは、①講義「HIV検査のための基礎知識」(藤井Dr)、②講義「検査前後対応のポイント」(喜花)、③ロールプレイ(進行:喜花)としました。
藤井DrにはHIVの検査と治療について幅広く話していただきました。

喜花の講義では、検査前後の対応について留意点をお話し、告知直後カウンセリングの重要性と事前に派遣カウンセラーを依頼してほしいことを強調しました。
ロールプレイでは、検査前相談、スクリーニング検査結果説明、確認検査結果説明、の場面を参加者に疑似体験していただきました。
ロールプレイ後は、講義のあと以上に具体的な質問が参加者から出てきました。
ロールプレイで受検者の方に安心してもらうために正確な情報を伝えたいと思った時、足りない知識は何なのか具体的に見えてくるようです。
この研修会でいつも感じることですが、今回も、参加医師の方々が受検者の健康とその後の人生について親身に考えていることが、ロールプレイでの様子から伝わってきました。
この研修会が、市民総合健診でのエイズ相談や今後の診療の中で、必要な方への検査の勧めや受検者に配慮した告知につながれば、嬉しいです。
研修会の講義抄録と感想は、毎年広島市医師会だよりの7月号に掲載されています。
研修会の配布資料はインターネットで見ることができるものもあります。
「HIV検査について」「初めてでもできるHIV検査の進め方告知の仕方」
「即日検査受検者へ手渡す資料」

(喜花)

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